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旭酒造株式会社(あさひしゅぞう)は、山口県岩国市にある酒造メーカーである。大分県にある同名の焼酎蔵をはじめ、全国にいくつか存在する同名の酒造会社とは無関係。 == 代表銘柄 == 日本酒「獺祭」(だっさい)のみを製造している。醸造アルコールなどの副原料を用いず精米歩合が50%以下の日本酒(つまり純米大吟醸酒)のみを造っているというのが特徴。いわゆる普通酒を作らないという、酒造メーカーとしてはリスクの高い経営方針を採っているが、「酔うため 売るための酒ではなく 味わう酒を求めて」とのポリシーの下での酒造りを行った結果、20年で売り上げが5倍に伸びたという。 銘柄である「獺祭」の名の由来は、蔵元の地名が元々「玖珂郡周東町獺越(おそごえ)」であったため「獺」の一字を用い、「獺祭」の号を用いたとされる〔「獺祭魚」あるいは「獺祭」とは、カワウソ(獺)が捕らえた魚を岸に並べる様がまるでそれらを供物にして祭りをするようにみえることを指す。また転じて、詩文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす様を指す。〕。 製法の特色として、日本酒醸造に欠かせない杜氏がいないことが挙げられる。日々発酵状態のデータを社員が分析しながら醸造管理を行っており、データ管理はパートの女性に任せているという。また酒蔵に空調設備を完備し温度・湿度を調整できるようにした結果、冬期に限らず一年を通して酒造りが可能になり、生産能力が2倍以上になった。 他にも、酒米の王様と呼ばれる山田錦を最大168時間かけて精米し、日本最高水準の精米歩合23%の純米大吟醸を作ったり、もろみから圧搾せず遠心分離器にかけて無加圧状態で酒を分離した日本酒など、ほかでは見られない製法による酒を製造している(通常の圧搾による抽出の酒も造っている)。また、シャンパン以上に発泡性が高い発酵途上の濁り酒(発泡日本酒)や、燗酒に適した醸造を施した純米大吟醸(吟醸酒は本来は冷酒で飲まれるのが一般的)などの変わり種も製造している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「旭酒造 (山口県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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